こんにちは、あさです。
TBS『世界遺産』にて、
ロワール川流域最大の古城、シャンボール城が紹介されます。
レオナルド・ダ・・ヴィンチが構想したと言われ、
1519年~1536年にかけて、フランソワ1世の狩りのために建設されました。
映画『美女と野獣』実写版のお城のモデルともなったお城です。
高さ56m、幅156mの壮大なお城ですが、
内部のお部屋の様子や、間取りも気になります!
また、観光には巡回バスが便利だとか。
調べてみました!
ロワール川シャンボール城の内部や間取りは?

出典:hisour.com
シャンボール城の部屋数は426にも上り、
階段の数は83、暖炉は282もあると言われています。
以下がシャンボール城の設計図です。

出典:worldheritagebook.hatenablog.com
シャンボール城の内部の見どころで最も有名なのが、二重螺旋階段です。
上から階段を降りる人と、下から階段を上る人が、
決して顔を合わせない作りになっています。
この階段は城内の中心にあります。

出典:tabinaka.co.jp
シャンボール城を建てさせたフランソワ1世の居室もあります。
フランソワ1世の居室は、もともと主塔にありましたが、
回廊などへの出入りがしやすいよう、正面から見て右奥の塔に移されました。

出典:sekaitravel.net
王の居室としては、少し簡素にも見えますが、
じつはフランソワ1世は、狩りのときしか
シャンボール城に来なかったため、
シャンボール城に滞在していた期間は
合計7週間ほどのみだったと言われています。
こんなに豪華なお城を建てたのに、ちょっとの間しかいないなんで、
なんだかかなりもったいない気がしますよね…!
王様の権力大きいとはいえ、どうなの?と思ってしまいますが。。
じつは、このお城はイタリアのルネサンス様式で作られたため、
天井が高く開放的な作りとなっており、
寒い中央フランスの気候に合わず、住居には適さなかったようなんです。
最初から、狩りのため、王の財力を見せびらかすだけのために
作られたようですね。
フランソワ1世が亡くなった後、城は80年ほど放置されていたのですが、
のちに国王になったルイ14世は、シャンボール城を大変気に入り、修繕し、
ヴェルサイユ宮殿が完成するまで、
シャンボール城の中央、螺旋階段の奥に住んでいました。
シャンデリアや装飾も美しい、ルイ14世の居室です。

出典:traveldonkey.jp
大きな部屋だと寒さが厳しいため、
大きな部屋を区切って、使われたそうです。
正面から見て左奥の塔には、礼拝堂があります。

出典:tamile.jp
ステンドグラスが美しく、
2階分使って作られているので、天井がとても高いです。
城内で最も大きな部屋になっています。
全体に繊細で華やかな彫刻が多く見られ、とても美しいお城です。
二重螺旋階段を上った屋上テラスからは
広大なフランス式庭園や、ヨーロッパ最大の総面積を誇る森が望めます。
壮大なお城や庭園、また居室や調度品の数々から、
フランス王族の歴史や、ロマンを感じることができそうです。
巡回バスが便利!
最寄りのブロア駅からは、
ロワールの古城をめぐる巡回バス(Navette Château)が出ています。
ブロア駅 → シャンボール城 → シュヴェルニー城 → ボールガール城
が順路で、1日パス6€です。
駅からシャンボール城までは17km、40分ほどで着きます。
春~秋の運行で、時刻表は時期によって異なります。
Remi社のバスの運休日や時刻表などは、こちらのHPから確認できます。
シャトルバスの公式ホームページはこちらです。
まとめ
シャンボール城は、ロワール川流域で最大級の古城で、
中は二重螺旋階段を中心に、王の居室、礼拝堂、
他にも屋上テラスや馬車の間など、さまざまな見どころがあります。
シャトルバスは、年ごとに運行期間が変わったり、
また時刻表も時期ごとに変わったりするので、
注意してくださいね。
シャンボール城はレオナルド・ダ・ヴィンチが構想したこともあって、
建物や彫刻、塔の装飾などには数学的な美しさもあり、
ヨーロッパ最大級の広大な美しい森や、フランス式庭園にかこまれ、
まさに世界遺産にふさわしい城だと感じました。
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