こんにちは、あさです。
NHK『ヨーロッパ トラムの旅』にて、
世界遺産のポーランド・クラクフ歴史地区を、
トラムでめぐる様子が紹介されました。
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出典:http://tabinosyasoukara.yu-nagi.com/
クラクフは、ポーランド南部にあり、ポーランドで最も歴史ある都市の一つです。
17世紀初頭にワルシャワに遷都するまで、14世紀後半から200年近く、
クラクフがポーランド王国の首都でした。
第二次世界大戦中、この街にドイツ軍が司令部を置いていたため、
クラクフはナチスドイツによる破壊を免れ、
旧市街の歴史的な町並みは、世界遺産に指定されました。
トラムの路線は、クラクフ地区の中心から放射線状に伸びており、
観光にも便利です。
今回は、この世界遺産のポーランド・クラクフ歴史地区の、
トラムで行ける名所、見どころについて、調べてみました!
世界遺産のポーランド・クラクフ歴史地区、トラムで行ける名所、見どころは?
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出典:poland.travel
クラクフは小さめの街なので、徒歩でも十分観光が楽しめます。
しかし、トラムやバスを乗ることで、行動範囲がさらに広がりますし、
スムーズに移動することができますよ。
徒歩、またはトラムで楽しめる、
クラクフ歴史地区内の名所を紹介していきたいと思います。
バルバカン
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出典:stworld.jp
トラムの写真でよく写っているのは、バルバカンという砦です。
15世紀に作られ、7つの塔、射撃用の小穴130個があります。
クラクフは1300年頃は、周囲を城壁に囲まれた城塞都市でした。
今はほとんどの城壁が壊されてしまいましたが、
今も残るフロリアンスカ門を守るため、バルバカンは建てられました。
馬蹄形の砦である、バルバカンは大変珍しく、ヨーロッパでも3ヵ所しか残っていません。
また、クラクフのバルバカンは、現在残ってるもののなかでは一番巨大です。
旧市街の中心 中央広場
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出典:polandtravel.blog
旧市街の中心には200mにも及ぶ広さの中央広場があります。
中央広場には、聖マリア教会、織物会館、市庁舎の塔など
見所となる建物が集まっており、壮観です。
織物会館
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出典:tavitt.jp
中央広場の真ん中にある建物が、織物会館です。
織物を取引する場として、13世紀に建設されました。
全長100mほどの織物会館の中にはお土産屋さんがたくさんあり、
日中は人混みでごった返しています。
2階はクラクフ国立美術館で、18~19世紀の作品が展示されています。
聖マリア教会
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出典:easterneurope.kyo2.jp
聖マリア教会は、1222年に建設されたゴシック様式の教会です。
高さは80メートルで、塔の上に登ることもできます。
荘厳さを感じさせる外観だけでなく、内部も魅力的で、
鮮やかなステンドグラス、芸術作品は、そのまばゆさに息を呑むほどです。
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出典:blog.goo.ne.jp
1477年から1489年にかけて、彫刻家のファイト・シュトースが造った内部の祭壇は、
現存するゴシック期の祭壇画の中では世界最大級と言われ、
ポーランドの国宝に指定されています。
聖マリア教会では、正時ごとにラッパが鳴り響きますが、
これは700年のあいだ続く伝統です。
13世紀、街の人々を救うべく、
モンゴル軍の襲来を音楽で知らせたラッパ手が、
敵の矢で喉を射られて殉職したことにちなみ、
今でもメロディーは突然鳴り止むようになっています。
ユダヤ人ゲットー カジミエシュ地区
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出典:asako-k.blogspot.com
旧市街南東に、カジミエシュと呼ばれる地区があります。
ここは、欧州最大のユダヤ人ゲットーがあった場所です。
ユダヤ人ゲットーとは、ユダヤ人を強制的に収容した居住施設のことです。
中世からたくさんのユダヤ人が住んでいて、
シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)やヘブライ語のレストランがありました。
中央広場から10分歩いただけで、全く違う世界観を放ちます。
映画「シンドラーのリスト」の舞台にもなりました。
ヴァヴェル城
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出典:note.com
クラクフ旧市街の南に位置するヴァヴェル城は
16世紀まで歴代ポーランド王の居城として使われてきました。
ヴィスワ川沿いの、美しいゴシックルネサンス様式の城です。
場内には、ポーランド国王が戴冠式を行ってきたヴァヴェル大聖堂や旧王宮、
金色のドームが目印のジグムント礼拝堂など見どころがたくさんあります。
大広間、庭園、博物館など見学したいエリアごとにチケットを購入するのですが、
入場チケットは一日の販売数に制限があり、
混雑した日は、人気のあるチケットは午前中に売り切れてしまうようです。
ヴァヴェル城のそばを流れるヴィスワ川は、全長1047km、ポーランドで一番長い川です。
ここでは、30分~5時間までのコースでクルージングを楽しむことができます。
ヤギェウォ大学
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出典:ja.wikipedia.org
1364年にカジミエシュ大王により創立された、ポーランド最古の大学です。
ポーランドを代表する総合大学で、大学ランキングでも
ワルシャワ大学を抜き、ポーランドのトップに立つこともあります。
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出典:cool-world.net
建物は15世紀ゴシック様式で、とても美しいコレギウム・マイウスという中庭があります。
地動説を唱えたコペルニクスや、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が学んだことでも有名です。
同大学の図書館は、モーツァルトとショパンの自筆楽譜を
多数所有していることでも知られています。
まとめ
クラクフは歴史地区全体が世界遺産にしていされているため、
トラムで街をめぐるだけでも、車窓からの歴史ある風景に感動しそうです。
上記の見どころは、すべて中央広場から徒歩20分以内で着くようです。
徒歩にトラムに、また違った雰囲気で、
クラクフ歴史地区の観光を楽しむことができそうです🎵✨
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