こんにちは、あさです。
NHK『世界の車窓から』で、
ドイツ南部の黒い森、シュヴァルツヴァルトが紹介されました。
黒い森は、『ヘンゼルとグレーテル』などグリム童話の物語の舞台とも言われ、
モミ、トウヒなどの針葉樹が密集していて黒く見えるため、
黒い森(シュヴァルツヴァルト)と呼ばれているそうです。
ヘンゼルとグレーテルが迷ってしまい、魔女のお菓子の家を見つけた暗い森…
お話では暗い怖い森のイメージですが、実際はどうなのでしょうか??
また、黒い森への入り口の街、フライブルクでおすすめの
名物料理やお土産についても、調べてみました!
ドイツ南部の黒い森、シュヴァルツヴァルトは、怖い?!
ヘンゼルとグレーテルは、広大な森の中で迷ってしまい、
オオカミにおびえながら、一晩中森の中をさまよいました。
やっと見つけたお菓子の家には、魔女が潜んでいて、
ヘンゼルは魔女に食べられそうになってしまうのでした。
ほかにも、ドイツでうまれたグリム童話には、
『赤ずきんちゃん』『白雪姫』など、
森が出てくるお話がたくさんあります。
グリム童話を読むと、針葉樹の森は薄暗くて、オオカミがいて、
迷ったら出てこられないくらい広い、なんだか恐ろしいイメージがあります。
ドイツの黒い森は、この物語のモデルではあるのですが、
じつは、現在ドイツに、迷って出てこられなくなるような広大な森は、
ほぼ、ありません。。
実際、昔は、ドイツ全体が、かなり深い森で覆われ、
食材や木の宝庫であると同時に、
オオカミやイノシシ、盗賊団や魔女が潜んでいるかもしれない、
怖ろしい森でもありました。
しかし、現在では、その森がほとんどなくなってしまったんです。
今では、森というか、林のような状態になってしまっているとか。。
その理由は、なんと酸性雨なんです…
こちらは黒い森の写真です。1970年には豊かに広がっていた森が、
15年後の1985年には、何もなくなってしまっています。
こちらの写真も、黒い森です。
酸性雨により、広大にひろがっていた黒い森の大半が、
失われてしまったと言われています。
1960~1980年代頃、車の排気ガスや工場からの排煙によって、
ドイツでは大気汚染が進んでいたのです。
しかし、その結果、森の大半を失ってしまったドイツは、
ごみの完全分別、ソーラー発電、風力発電の拡大など、
環境改善に積極的に取り組みはじめ、
緑の党、環境保護団体、環境系シンクタンクなどの活動により、
近年には、ドイツは環境政策を世界から注目される、環境先進国となっています。
なかでも、黒い森の入り口に位置するフライブルク市は、
森を守るため、積極的に環境を改善する活動を行っています。
森の入り口フライブルクのお土産、名物料理は?
フライブルク市は、ドイツの南西部にあります。
中世の街並みが残る大学都市でもあり、
旅行先にも人気の都市です。
環境保護は人々の生活の一部となっていて、
市民の主な交通手段は自動車ではなく、路面電車や自転車が中心です。
また、市内を歩くと、ソーラーパネルや風車もみられるとのこと。
そんなフライブルク市の名物料理といえば、こちらです。
〇Schwarzwälder Kirschtorte
シュバルツバルダーキルシュトルテという名前のケーキで、
黒い森名物、ドイツ全土で有名なケーキだそうです。
キルシュというサクランボのお酒がきいているそう。
〇Tellergallert
豚の頬と鼻のお肉をコンソメで煮て、冷やし固めたものだそうです。
すっぱくて好き嫌いが分かれるかも、でもビールには合うとのこと!
〇Pfannkuchensuppe
コンソメベースのスープの中に、
細かく切ったパンケーキが入っています!
これが意外とおいしいそう。
街の屋台で焼かれているソーセージなども、
本場のもので、おすすめだとか!
お土産も、見ていきます!
〇ハニーギャラリー
フライブルグの大聖堂前の広場に、
ハニーギャラリーというハチミツ製品のお店があるそうです。
黒い森でとれたハチミツもたくさんあるということで、
フライブルクのお土産にぴったりですね!
〇チーズ (スーパーマーケット)
ドイツはビールやソーセージのほかにチーズも有名!
たくさんあるチーズの中でもお土産にオススメなのは、
チェダーチーズとブルーチーズだそう。
スーパーにもこんなにたくさんのチーズが。
臭みが少なく、それでいてくせになる味だそうですよ!
〇Tee Peter Kaffee
Tee Peter Kaffeeというお店で、フライブルクには3店舗あるそうです。
街の名前が入っているそうで、
コーヒー好きな方へ、お土産として良いですね。
街の中心、ドイツで一番美しい大聖堂のひとつと言われるフライブルク大聖堂。
その周りでは、月~土曜日、朝市が行われ、新鮮な野菜、パン、ソーセージなどの屋台、
木工芸品や生花屋さんもたくさん出ています。
木工芸品は、可愛らしいキッチン用品や玩具など、ドイツらしい雰囲気で、
こちらも、女性や子供たちへのお土産におすすめだそうです。
まとめ
黒い森、シュヴァルツヴァルトは、酸性雨により、
その大半が失われてしまいましたが、
その森の入り口フライブルク市では、
森を守るために環境保護に積極的に取り組み、
緑の溢れる美しい都市になっています。
美味しい食べ物、変わった食べ物もあり、
お土産もいろいろ買えそうなフライブルク。
旅行に行くと、学べること、驚くことや、
感動することに、たくさん出会えそうな街でした。
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