こんにちは、あさです。
NHKEテレ『日曜美術館』にて、
萩焼の三輪休雪 十三代が特集されました。
350年にわたって、陶芸界を牽引してきた、萩焼の三輪休雪。
2019年5月に、その名が十三代に引き継がれました。
上の写真は、十三代のエル・キャピタン。
エル・キャピタンは、13代が若い頃の米国留学時代に
ヨセミテ国立公園で見た巨大な花崗岩にインスパイアされたシリーズです。
三輪窯を訪れた女優の尾野真千子さんは、エル・キャピタンを手にして、
「一度手にしたら、一生忘れられない、印象に残るお茶碗です」と
おっしゃっていました。
三輪休雪の十代、十一代は、兄弟で人間国宝となりました。
上の写真は、十二代の作品『古代の人』。
歴代の当主たちは、新しいものへの挑戦を続けてきました。
それらを引き継いでいかれる、萩焼三輪休雪十三代の経歴や、
作品の販売価格について、調べてみました!
萩焼三輪休雪十三代の経歴は?
〇名前 三輪休雪十三代(みわきゅうせつ じゅうさんだい) 三輪和彦(みわ かずひこ)
〇職業 陶芸家
〇出身地 山口県萩市
〇生年 1951年
13代休雪、和彦さんは、11代休雪(壽雪 2012年逝去)の三男として産まれます。
12代三輪休雪は、兄の龍作さんです。
中学生の頃、東京国立近代美術館で開催された陶芸展で、
米国陶芸家ピーター・ヴォーコスの作品に衝撃を受け、
1975年から5年間米国に留学し、San Francisco Art Instituteで
アメリカ現代美術を学ばれます。
1981年に帰国し、三輪窯で制作を始められ、
1984年には、現代の陶芸II 「いま、大きなやきものに何が見えるか」展
(山口県立美術館)に出品。
1987年から個展を始められます。
2000年、個展 「三輪和彦の茶室・黎-REI-」(山口県立萩美術館・浦上記念館)を開かれ、
2002年、「現代陶芸の100年」展(岐阜県現代陶芸美術館)に出品されます。
2007年、日本陶磁協会賞を受賞。
2017年、個展 三輪和彦 「エル・キャピタン」(しぶや黒田陶苑)開催。
2019年5月、十三代三輪休雪を襲名されました。
萩焼三輪休雪13代の作品の販売価格が気になる!
萩焼三輪休雪13代の作品、ぜひ家に来てくれたらうれしい。。
販売価格が気になります…
萩焼三輪休雪13代の作品の価格は、
5万円~200万円と、幅があるそうです。
ヤフオクでは、さまざまな萩焼三輪休雪13代の作品が出品されているようです。
ヤフオクでは、だいたい小さいぐい吞み、盃などが2万円くらいから、
上は15万円くらいのものまで取引されているようです。
三輪清雅堂(みわせいがどう)さんは、萩で一番最初に開業した萩焼専門店だそうです。
ホームページには、作品の価格は載っていませんが、
『三輪休雪』の萩茶碗での、一服のおもてなしや、
窯元巡りや鑑賞会なども開催されているようですよ。
不走庵 三輪窯 ギャラリーでも、茶器等の展示、販売を行われているそうですが、
現在はコロナウイルスの影響で、当面の間お休みされているそうです。
まとめ
エル・キャピタンはごつごつしていて、
お茶を飲み終わった後、底にクローバーのような形に
お茶が残ることもあるそう。
円い茶碗だとどこからでも飲めるが、
エル・キャピタンだと、飲む場所を間違えると大変なことになる。
お茶を点てるのも点てにくかったり…
それでも、一生に一度はこの茶碗で飲んでみたい。
そんな風に思える茶碗を作りたいと、三輪休雪13代は言われていました。
今回、記事を書いて、一度、萩を訪れて、
実際に様々な三輪休雪を目にしたい、そんな風に、感じさせられました。
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